活動の概要
犬山川祭保存会は、昭和30年代半ばを最後に60余年途絶えていた犬山川祭の文化を、再び未来へつなぐために活動しています。情報が失われつつあるなか、地域の方々への聞き取り調査、古文書・古写真・新聞記事などの資料を丹念に掘り起こし、巻藁船の構造やお囃子、運行ルート、祭りの背景に至るまでを丁寧に調査・整理してきました。また、材木町に唯一残されていた巻藁船の部材を「川祭の遺伝子」として捉え、平成30年に保存会を発足。令和元年には部材をもとに陸上で試し組みを実施し、巻藁船の構造を再現する取り組みも行いました。過去の断片をつなぎ合わせながら、かつて木曽川に浮かんだ幻想的な巻藁船の光景を蘇らせ、犬山川祭の全体像を再構築。次世代にこの文化を伝えていくため、私たちは今も活動を続けています。
活動の基本方針
- 調査と記録:現存する資料や聞き取りをもとに川祭の歴史を調査・整理し、その記録を保存する。
- 巻藁船の復元と展示:保存されていた部材を活用し、巻藁船の復元組立を行い、展示する。(令和元年に「試し組み」実施済)
- 広報・啓発:講演会や学校での紹介活動、ホームページなどを通して地域内外に川祭文化を発信する。
- 復興活動の推進:将来的な川での実施復活に向けて、人・物・金の課題を克服し、段階的な再興を目指す。

活動の現状
現在、保存会では巻藁船の部材の保全と調査、過去の川祭の記録収集、地域住民や学校との連携による啓発活動を行っています。
令和元年には、解体された部材を用いて陸上での「試し組み」を実施し、構造の確認と記録を行いました。その後も展示や市民向けイベントなどで巻藁船の文化を伝え続けています。
しかし復興には、組立・運行に必要な人手の確保、道具類の修理・整備、運営資金の調達など多くの課題が残されており、現在も支援者・仲間の輪を広げる活動を続けています。
